バングラデシュはアジア最貧国か?

先週、私は初めてバングラデシュに行きました。

滞在期間は1週間と短く、バングラデシュのことを理解するのには全く不十分な滞在ではありましたが、短いながらも、現地で感じたこととして皆さんにお伝えしたいことがあります。

 

それは、今日本人が持っているバングラデシュのイメージと、実際とではかなり違ってきているのではないか、ということです。

 

その一つとして、バングラデシュは「アジア最貧国」というものがあります。

「最貧国(後発開発途上国)Least Developed Country」は、国連が定めた定義で、一人当たりGDP、その他の指標を元にしていますが、アジアではミャンマー、ネパールほか9ヶ国が指定されています。

確かに、現在の一人当たりGDPなどの指標では世界で最も低いグループかもしれませんが、バングラデシュのGDP成長率はここ数年、毎年7%を超えています。

最近はインフラの整備も急ピッチで、首都では高層ビルも続々と立ち並び始めています。

富を得ている人が増えています。特にダッカ北部では高級住宅地となり、日本人も羨む豪華な家に住んでいる人も大勢いるようです。

一方で、貧しい層も大量におり、貧富の差がどんどん拡大しています。

 

このまま成長すれば、この国は近いうち「最貧国」を脱却するのは間違いないでしょう。

また、人口規模が大きいため、現在の東南アジア諸国を凌ぐ新たな市場になるのも時間の問題でしょう。

国民の平均年齢は24歳であることもあり、今後右肩上がりの成長を当分の間続けることと思います。

 

一方で、私はこの国の発展スピードが速すぎて、国民の所得格差がどんどん拡大していき、治安が悪化するのではないかと心配をしています。

(現在は、選挙時などを除けば治安はかなり良いようです。私が街を毎日のように一人歩きしていて、危ない雰囲気を感じたことは一度もありませんでした。)

 

この点については、政治の問題が大きいため、今後の政策次第です。

 

バングラデシュについて日本人のイメージが乏しいのは、恐らくアジアの中でも、観光地として、あるいはビジネスの対象国として、今まであまり魅力的とは言えず、日本人が訪れることが少なかったからだろうと思います。(とはいえ最近ではバングラデシュに進出する日本企業は多いです)

確かに現在のところ、この国は観光に力を入れていないため、遺跡などの資源は少なく、観光客には物足りないかもしれませんが、とても親日的な国民、人をもてなすのが大好きな国民性、また田舎の自然風景は素晴らしいと感じます。

是非皆さんも、この「知られざる国」バングラデシュを一度訪れてみると、今までの先入観から解放されて、驚くことになると思いますよ。

 

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