地震時には、「やさしい日本語」を

今月18日に大阪でM6.1 の大地震が発生しました。

この影響で、数名の犠牲者が出たほか、300人以上の負傷者、300戸以上の住宅被害、また電車など公共交通機関をはじめ、給水、電気、ガスなどライフラインが一部止まるなどの被害が今も続いています。

また、大阪を訪れていた多くの外国人観光客にも、間違った情報や、必要な情報不足に陥って混乱を招いています。

(以下リンクニュース)

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO31994260Q8A620C1AC1000

世界でも有数の地震国である日本に来る外国人にとっては、地震をはじめて経験する人も少なくないと思います。

そんな外国人がこんな大地震に遭遇したら、相当なパニックに陥ることは想像に難くないです。

こんな災害時に、外国人に必要なのは、「やさしい日本語」と言われる日本語です。

「やさしい日本語」とは、過去の地震災害の教訓をもとにしてできたもので、一般の人にはなじみがないかもしれません。
(以下リンク参照)

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1106.html

私は今まで数年間、ボランティアで日本語を外国人に教えていた経験がありますが、中国など漢字圏以外の国の人にとって、日本語は本当に複雑で難しい言語なのです。

特に一番難しいのが、丁寧語や尊敬語などの「敬語」、それから、漢字を複数つなげた、「熟語」だと感じます。

この2つは、日本に長年住んでいる外国人にとっても、わかりにくい日本語だと思います。

ましてや日本語などほとんど知らない観光客にとっては、言わずもがなですね。

災害時に最も必要なのは、駅や街中の多言語の案内表示など、行政によるサービスだとは思いますが、現状では十分とは思えませんし、行政に完璧を求めるには無理があります。

また一般の日本人が、緊急時に英語などの外国語を話すのは慣れていない人にとって現実的ではないでしょう。

外国人観光客がみんな英語を理解できるとも限りませんし。

やはり、災害時に私達ができる最良の外国人とのコミュニケーション方法は、「やさしい日本語」を使うことでしょう。

とは言っても、上述のリンクサイトにあるような言葉をわざわざ覚える必要はありません。

私達が気をつけるべきことは、敬語は使わないこと、なるべく漢字の熟語は使わないこと、さらに、日本語会話では主語を言わないことが多いので、外国人と話すときは、ちゃんと主語をつけること、などです。

例えば、

X 避難してください

◯ 逃げてください

X お手洗いは使用できません

◯ トイレは使えません

などです。

これなら、そんなに難しいことではないですよね。

もちろん、日本語全く話せない外国人には、これさえ通じないでしょうが、その場合はボディランゲージでなんとかなるでしょう。

外国人観光客が急激に増加し、また数ヶ月以上滞在する外国人も過去最高となっている現在、「やさしい日本語」を学校でも教えるべきと私は思います。

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