サッカー熱

昨晩はサッカーのワールドカップで日本が南米コロンビアに勝ちましたね。

私としてもかなりのサプライズでした。

今回の日本チームは近年の中では下馬評が低く、直前に監督が交代したこともあり、3連敗かなあと思っていましたが、良い意味で期待を裏切ってくれました。

アジア勢が南米のチームにワールドカップで勝利したのは初めてらしいですね。これも驚きです。 コロンビアといえばサッカー大陸南米の強国ですからね。

以前のワールドカップで、あるコロンビアの選手がオウンゴールを決めてしまい、それが原因で予選敗退となり、その選手が帰国後に射殺された事件を思い出しました。
あまりに熱狂的すぎるのも恐いものです。

昨日も、試合会場では圧倒的にコロンビアサポーターが多かったようですし、恐らく日本に楽勝できると大多数のコロンビア人は思っていたのでしょうから、このまま予選敗退したら、選手や監督は大変でしょうね。

それで思い出したのが、今年1月にベトナム出張した際に出くわした光景です。

私はベトナム人がサッカー好きだとは全く思っていませんでしたが、その日はあまりの光景に仰天しました。
ベトナムがワールドカップで優勝したのか?と勘違いするくらいでした。

ある日、私がハノイにある会社の支店で仕事をしていた時、いつもは黙々と仕事(オフィスワーク)をしているベトナム人スタッフ達が会議室で大声を張り上げているので何かと思ったら、U23アジアカップでベトナムが試合している最中で、男も女もヒートアップしていました。

確か、この大会でベトナムが準決勝に進んだのが初めてだったように記憶しています。

それで、その準決勝にもなんと勝ってしまったのです。(対戦相手は忘れましたが)

その晩(平日です)のすごいこと。
目抜き通りに大量の車やバイクが集結し、ベトナムの国旗をくくりつけて、走りながらパレードするのですが、 路上で止まって騒いでいる輩もいるし、歩道では大勢が歌を歌い太鼓たたいて盛り上がるし、 タクシーの中にいる私たちを見て、「もっと盛り上がれ!」とガラス窓をたたかれたりもして、通常歩けば10分程度のホテルまでの帰路をタクシーで帰り、パレード大渋滞にはまってしまったため、 なんと2時間くらいかかりました。
なぜ降りて歩かなかったって?
あまりの街中の盛り上がりに、観光タクシーでの見物人気分だったからです。
ほんと、ワールドカップで優勝したかの如くの盛り上がりぶりには驚きました。

日頃ベトナム人のそんな光景を見たことがなかっただけに、新鮮でした。

そしてさらに感心したことは、これだけ盛り上がっているのに、酔って暴れて喧嘩したり人に迷惑かけている様子がほとんど無いのです。

このあたりは社会主義国らしく、羽目を外しすぎないように規律が保たれている感じで、素晴らしいと感じました。

そんなベトナムは、今年6月の最新FIFAランキングで102位ですが、東南アジアでトップだそうです。
国内にはJリーグならぬVリーグというプロサッカーリーグもあります。

国民のこの熱狂ぶりですし、人口もどんどん増えているので、近い将来日本も油断できない大敵になるかもしれません。

ということで、日本もうかうかしてるとスポーツでもアジアに追い越されてしまうぞ、と感じたのでした。

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