国の仕組みをアップデートするキューバ

このブログでは初めてキューバのことを書きますね。

キューバは私が大好きな国の一つです。

学生の頃、近所に住むメキシコ人の友人に、キューバは治安が良いから旅行にはおススメだと

言われて、数年してから初めて旅行し、その時の印象が強烈で、それ以降リピーターになりました。

10年勤めた会社辞めて、1年弱住んでいたこともあります。

何が良いって、たくさんありますが、やはり中南米の中でも一段と陽気な人たちが多い、また言われていた通り治安は良く、夜中に一人で歩いていても危険を感じない、またキューバ は社会主義国で米国と敵対関係があり、独自の道を歩んでいますが、国民がキューバ人であることに誇りを強く持っています。決してアメリカには屈さないぞと。

オバマ大統領時代に一時関係が良くなりましたが、トランプ大統領になってからまた戻ったようです。

この独立感が私は好きですね。

私も当時は結構アメリカ嫌いでしたから(笑)

キューバ人と一緒に盛り上がっていました。

そんなキューバですが、かれこれ15年くらい行ってないんですが、この間に元首がフィデル氏から弟のラウル氏に変わり、今年はディアスカネル氏に変わりました。

ようやく世代が交代し始めました。

これを機に、1976年以降続いていた共和国憲法を、大幅に刷新しようとしています。

キューバは社会主義国でありながら、庶民の意見に耳を傾け、現実を見ながら、理想的な社会を維持しようとしています。

それが今回の憲法改正に大きく反映されているようです。

特に、経済発展を遂げるために、今まで条件が厳しかった外国資本による投資を推進し、市場経済の拡大などをさらに進めようとしています。

とはいえ社会主義体制は維持するために、政治を行うのは共産党1党としています。

日本のすぐ近くにある独裁政権の国と違うのは、あくまで主権は国民にあり、国のトップが直接国民との対話を行ない、そこでは発言の自由が確保されているということです。

これでも社会主義なの?

と不思議に思うくらい、社会主義でありながら民主的なプロセスを取り入れようとしています。

今のところ世界でも社会主義が成功している数少ない国だと感じます。

現地に行くと感じるのですが、貧富の差、いわゆる格差が資本主義国ほど大きくないこと、配給制で、貧しくても野垂れ死ぬことは無いこと、そして、なんと言っても医療費と教育費がタダ!

これほどありがたいことは無いのではないでしょうか?

音楽や芸術、スポーツに力を入れているため、街には色々な場所で音楽が聞こえてきて、どこかの家で大音量でサルサが流れるパーティをやっても誰も苦情を言わない、そして老若男女踊るのが好き、皆さんリッチではないけど、幸せに見えるんですね。外見的には。

そんなキューバですが、資源や大した産業も無いので、やはり経済をより発展させるためには昔の憲法のままでは色々と無理があるようです。

来年2月の国民投票で決まり、4月から施行される予定の、この憲法大改正は、キューバのOSをWindows95から大幅にアップデートすることになります。

今後、キューバ君がどんな道を歩むのか、楽しみでもありますね。

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