出稼ぎの経済的メリットがなくなりつつある日本

「これから、日本は外国人労働者から出稼ぎ先として選ばれるのか?」

という話を最近よく聞きますが、実際のところ、どうなんでしょうか?

気になったので、調べてみました。

OECD 経済開発協力機構の調査による平均年収の推移データがわかりやすいです。

https://data.oecd.org/earnwage/average-wages.htm

これによると、1990年から2017年までの平均年収の推移がわかりますが、特に西欧諸国、米国、韓国の年収増加率が高いです。

これはOECD加盟35か国の調査なので、いわゆる開発途上国のデータはありませんが、先進国の中では日本の年収増加率の低さが際立っています。27年前から年収が全く増えていないです。

90年代は年収最上位グループにいた日本ですが、今や他の先進国にどんどん抜かれています。近いうち韓国にも追い付かれてしまいそうです。

これを見ると、以前は日本は「稼げる国」と意識されて出稼ぎ外国人をたくさん呼べていましたが、今や「稼げるのはヨーロッパか米国」ですから、出稼ぎ外国人は次第に減ってくるでしょう。

今のところは、東南アジアから見て日本は近いし独自の文化があり、経済レベルは十分高いので、若者を引きつける力があると思います。

ただしそれも東南アジア諸国の成長とともに、徐々に日本に来るメリットが減っていくでしょう。

さらに言えば、これからは日本から海外に出稼ぎに出る時代になるとも感じます。

ITの進化で言語の壁は今後低くなるでしょうし、やる気と夢のある若者は、労働時間も短くて、より稼げる海外に向かうんだろうなと思います。

するとどうなるか?

ただでさえ少ない若者が減ってしまい、ますます日本の経済が停滞する可能性はあります。

世界から、国境という概念がどんどん無くなりつつありますし、これから日本がどうなるのかわかりませんが、外国人と日本人の垣根がどんどん無くなる方向に行くのは間違いないように思います。

コメントを残す