ブラジルから高く評価されている日系移民

ちょうど今、眞子さまがブラジル訪問しています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00010002-nikkey-s_ame

今年は、日本人が1908年(明治41年)に最初にブラジルへ移民として渡ってから、110周年だそうです。

日本人が国策として海外に渡った移民のうち最大規模だったのがブラジルです。13万人もの日本人が渡り、現在彼らの子孫の日系人が約160万人いると言われています。なぜブラジル移民だったのか?

それは「需要と供給の法則」でした。

当時の日本は、日露戦争に勝利はしましたが、まだ農村は貧しく、仕事も十分にありませんでした。
またブラジルでは、コーヒーなどの大規模農園で働く労働者が不足していました。
そこがマッチングしたんですね。

日本政府も移民による外貨獲得のために、移民を奨励しました。

困難を克服した移民一世

110年前を最初に、日本の真裏にあるブラジルに渡った移民一世の多くは農業従事者として家族ぐるみで渡ったわけですが、渡る前に聞いていた話とは違う条件だったり、慣れない土地で多くの困難に直面し大変に苦労しました。移民の中には志半ばで帰国した人もたくさんいたようです。

でも、移民一世には、絶対に成功してみせるという野心と覚悟もあったでしょう。

異国での生活を全て一から作り上げるというやりがいもあったと思います。

困難を乗り越えた移民達が、一緒に渡った同胞達と助け合いながら、生活を安定させて少しずつ現地で地位を築いていった結果が、ブラジルでの今の日系人の高評価につながっています。

1980年代から増えた日系人の出稼ぎ

日本からブラジルへの移民は、1970年(昭和45年)まで続きました。

戦後日本が高度成長を遂げたことで、人手不足となった日本では、今度は国策としてブラジルから日系人が日本にやって来る逆の流れが始まりました。

その数はどんどん増え、2008年に31万人とピークに達しました。
その後リーマンショックにより多くの日系人がブラジルへ帰国したため、2015年には17.5万人となっています。

やはり、人間は経済が低いところから高いところに向かうんですね。

近年はだんだん日本とブラジルの経済格差が縮まっているので、人の移動が少なくなってます。

ブラジルに定着した日系移民

振り返ってみると、日系移民はブラジルに定着して、比較的うまくいっていると思います。

100年以上も経って何世代も続き、日系人が160万人にもなり、今や現地で高い評価を受けていますから。

うまく定着した原因は、日本人が性格的に辛抱強く努力を続けたというのもあるかもしれませんが、一番大きい理由は、家族で渡ったことと、そして日本人コミュニティの結束力が強かったことでしょう。さらには、ブラジル人社会が移民に寛容的だったことも大きいと思います。多くの困難にぶつかっても、家族と、周りの日本人がしっかり支えてくれたでしょう。
家族帯同と集団移住はブラジル側の移民受け入れ政策でもあったわけです。

移民問題は、受け入れ側と渡る側の双方ともに大きな摩擦が発生しますが、日系人はそれを克服しました。

今後の日本が、進む労働者不足への対応としてどのような施策を取るのか、またそれが功を奏すのか、注目したいと思います。

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